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酒類販売からみる医薬品販売業のモラル

 投稿者:一薬剤師  投稿日:2003年 9月26日(金)14時19分22秒
  たびたびおじゃまして申し訳ありません。気になる新聞記事を見つけたので、皆さんの意見が伺いたく、また投稿しました。
今日の日本経済新聞の生活面で、「酒類の販売自由化」に関して、次のような意見(50歳代の会社員)が紹介されていました。
>最近はドラッグストアでもアルコールを販売しているところがある。健康な生活を提案
>している業種で酒類を販売するのは見苦しいし、顧客の利便性ばかりを重視している日
>本の社会は、どこかおかしい。これ以上の自由化が本当に必要なのか。

酒類をも扱うスーパーが、薬をも販売すれば結果は同じなのでしょうが、この方の意見の通り、私も「くすり」を標榜する業種であれば、酒類販売を躊躇するのが当然と思います。従来からもタバコを売っていた現状を考えれば仕方ないことかもしれませんが、こういった点も医薬品販売業としてのモラルが問われる点として、考慮が必要だと思います。

10年ほど前に訪欧した時に、確かドイツの薬局で、私は経営者の薬剤師から「薬局では、取り扱い品目を制限すべき」といった趣旨の話を聞いた記憶があります。「そうしないと、くすり以外のことに関心が向かい、本来果たすべき役割が果たせなくなるからです」

アメリカ型の社会をめざす日本では、このような意見は多分受け入れられない思います。しかし、今振り返ってみると、もしこれから医薬品販売の規制緩和が進んで、従来の医薬品販売業が行っていた薬の販売機会が減れば、間違いなく、モラルに関係なく、売れるものなら何でも売るといった風潮が広がるのではないかと私は危惧しています。私はドイツの薬剤師のこういうプロフェッショナル意識は見習うべきではないかと思いますが、皆さんはどう思いますか?
 

対面販売について

 投稿者:メディアの番人  投稿日:2003年 9月21日(日)17時21分10秒
   ちょっと前にあった、きゅうりさんの質問「対面販売の根拠」ですが通知・通達ではなく現行薬事法では薬事法第77条の3(情報の提供等)第4項に
「薬局開設者又は医薬品の販売業者は、医薬品を一般に購入し、又は使用する者に対し、医薬品の適正な使用のために必要な情報を提供するよう努めなければならない」
と、義務規定ではあるが、れっきとした法律条文に規定されています。
 又、同2項には、薬局開設者や販売業者は、医薬品や医療用具の適正な使用に必要な情報の収集に協力するよう努める(副作用の情報など含む)義務も課されています。
 ですから、医薬品の管理や、管理日誌の作成等の他、本来薬剤師が、薬局・販売業店舗で消費者の方々からの生の声(販売時のみでなく販売後、チョッとついでに立ち寄って苦情を言ってくる人の声など)も聞く必要があるため
(今までは疎かだったと思われるが)常時、実地の管理の必要性が第8条で規定されていると理解しています。
 

現場の薬剤師の方、これが消費者の声です

 投稿者:一薬剤師  投稿日:2003年 9月13日(土)13時37分15秒
  TBSの番組で、「TV電話を使って薬剤師が薬を提供することに賛成?反対?」が議論のテーマで取り上げら、消費者のさまざまな声が寄せられています。(バトルトーク、9月9日のテーマ)
http://www.tbs.co.jp/ac/bt/20030909c.html
13日の午後1時30現在、賛成38、反対18、その他10でした。

大衆薬に対する、私たちの販売姿勢や意識が厳しく問われていると思います。現場の薬剤師の方は是非見てください。
 

外国人薬剤師求人

 投稿者:ちち  投稿日:2003年 9月11日(木)00時22分49秒
  こんにちは。初めて書き込みさせていただきます。
外国人の薬剤師求人を探していてここにたどり着きました。
私の主人は外国人薬剤師です。国はネパールです。
英語の薬剤師免許を取得しています。
日本に来て数ヶ月になりますが、日本があまり話せず、日本の薬剤師資格が
ないため薬剤師として働くことができませんが、薬に携わる仕事や外資系製薬会社などで海外とのやり取りする仕事があればと思い探しています。何か情報をお持ちの方よろしくお願いいたします。
 

一薬剤師さんへ

 投稿者:きゅうり  投稿日:2003年 9月 9日(火)19時04分8秒
   御回答ありとうございます。おかげで薬剤師の業界の現状が良くわかりました。

 さて、一般消費者として薬を選ぶ場合の判断基準についての御質問ですが、先ず、私は病気の治療薬を消費するものとは考えていません。治療薬を使用することは医療行為の一部と考えています。そのため、医師の処方箋なしに購入できる治療薬を薬局で自分の判断で購入することはありません。手術や病気の経験もありますので薬剤や薬剤師の必要性は充分理解しています。薬を使用する上で何よりも必要なのは信頼できる医師の処方であり、医師の処方に対応できる信頼にたる薬剤師であると考えています。また、最近の大衆薬の副作用のニュースだけでなく、某薬品メーカーでは自社の社員に対して他メーカーの古くからある著名大衆薬の危険性を通達して使用しないように注意喚起しているようなことを聞くと、一般大衆薬はとても信頼することはできません。

 私も某国家資格で身を立てており、規制緩和の影響を大きく受けており、さらに業界では名義貸しや無資格者による業務等の薬剤師の業界と同じような問題を抱えています。そんな中で一薬剤師さんが不在時に営業をされないことには敬服すると共に共感を覚えます。おそらく、規制緩和の波がくれば最も影響を受けられるであろうことも、私自身の経験から容易に察することができます。

 しかし、どのような国家資格でも、それは社会のために存在するのであり、規制緩和が社会の要請であるならば、それは社会が悪いとばかりは言えないと思います。ご多分にもれず、私の業界でも役所や国会議員に働きかける勢力が存在しますが、本来的な需要者である国民の利益を中心とした考え方をしない限り、国家資格そのものの存在意義が否定されると考えています。その意味で、今の官僚体制の下では将来に明るい希望を持てないでいます。愚痴っぽくなってきたので、このへんで切り上げます。では、一薬剤師さんの御健闘をお祈り致します。
 

きゅうりさんにお答えします。

 投稿者:一薬剤師  投稿日:2003年 9月 8日(月)23時38分54秒
  きゅうりさんの疑問はごもっともだと思います。こういう時代ですから、TV電話の技術を利用することは、私も決して悪いことだとは思いません。ただ、ドンキさんが今行っていることは、「勤務薬剤師が十分に確保できない、ではいかにコストを抑えて、利益を生む薬が販売できるようにするか」かという視点でのTV電話の利用であって、いわゆるマンパワー自体が十分でない遠隔地の医療でのTV電話利用とは、明らかに性格が異なるものだと思います。
ドンキさんはまず、24時間営業という利便性に共感する薬剤師の確保に努めるべきだったと思います。それができないのであれば、それだけ魅力のない職場ということです。法律に則って医薬品の販売をやめるべきだと思います。24時間営業の調剤薬局に従事する薬剤師も存在します。都会地であればこそ、薬剤師の確保は可能なはずです。そういった責任を他に転嫁し、規制緩和という言葉を巧みに使って、さらにはマスコミまで動員して同調者を集めるという姿勢に、私は疑問を感じざるを得ません。

ご質問の「対面販売」は私の記憶だと、いわゆる行政指導の範疇だったと思います。ひと昔前なら、これを厳守して、ショケース越しに症状を聞いて、薬剤師がより適切な薬を選んで販売するという光景がみられましたが、今では、ドラッグストアをはじめ多くの店舗で、薬剤師が関与しなくても商品が手に取れる陳列方式をとり、対面というには程遠い現状にあります。表向きは消費者が気軽に商品を選べる店舗づくりなのでしょうが、結局のところ、いかにコストを押さえて、効率的に大量に販売するかという経営戦略に他なりません。

薬(健康食品もかな)は、本来人間にとっては異物であり、必要な人が必要な量だけを使うのが本来の姿です。薬は規制緩和によって、消費を惹起させる商品ではないはずです。たとえ大衆薬であっても、咳止め液の濫用や、保険金殺人事件で風邪薬を長期に服用させたという悪例がある通り、全く安全とは言えない物です。
「対面販売」とは、そういった薬の不適切な使用が行われないように、監視・助言する場の確保するように、医薬品販売業のモラルとして位置づけられていると私は解釈しています。しかし、現状は先に述べたとおり、まずいかに多く売ることばかりに主眼が置かれていて、一薬剤師としては心を痛めています。

それと私は、自分が不在時には営業しません。それは、医薬品販売業としての責任を果たせなくなるからです。きゅうりさんの疑問は、多分ドラッグストアなどで、薬剤師の不在を何回も経験されているからではないかと思います。他の掲示板で、薬剤師の名義貸しといった、薬剤師そのものへの批判があるのも承知していますが、やはり経営者のモラルの問題が大きいと思います。そういった店舗は、是非行政に告発して下さい。

疑問への答えとなったでしょうか? 薬剤師の立場で、きゅうりさんに是非うかがいたいことがあります。一般消費者を代表して、あなたは薬を選ぶ場合の判断基準をどこに委ねるのでしょうか? TVコマーシャルで印象のよい商品でしょうか? 薬剤師のアドバイスは求めたくありませんか? 期待していませんか? ご意見頂ければと思います。
 

ドンキホーテ問題に関連しての疑問

 投稿者:きゅうり  投稿日:2003年 9月 8日(月)01時20分2秒
  はじめまして。
私は薬剤師ではありませんが今回の問題に関して疑問があり、ネットで検索して本掲示板にたどり着きました。ここには薬剤師の方も投稿されているようですので、私の以下の疑問に御回答頂ければ幸いです。
(1)まず、ドンキホーテでは薬を対面ではなくテレビ電話を使って配布することが違法とのことですが、「対面」配布でなければならないとの法的根拠は何でしょうか。私が調べた範囲では、「実地」管理は必要であるのはわかりましたが、「対面」販売でなければならないとの根拠条文、あるいは「実地」管理が対面販売を意味するとの判例は見つけることができませんでした。
(2)次に、現在は医者でもテレビ電話システムを利用して医療行為を行っている時代であるのに(現実に多数の病院が遠隔医療のために実施している)、テレビ電話による薬剤配布に問題があるのはなぜでしょうか。薬剤配布行為には医療行為よりも厳格な規制を行うべき特殊要因があるのでしょうか。例えば、薬剤師は色盲や色弱が欠格事由となり、テレビ電話では人の顔色を正確に判断できないので問題があるというようなことがあるのでしょうか。
(3)薬局を開業している薬剤師さんは、ご自分の店を留守にする時は、もし他の薬剤師がいなければ、その留守の間はたとえ2〜3時間であっても薬事法を厳格に遵守して店を閉めるのでしょうか。
以上の点につき、何らかの御意見でも頂ければ幸いです。
 

ドンキーの件

 投稿者:メディアの番人  投稿日:2003年 9月 8日(月)00時14分40秒
   今の日本ておかしくない?ドンキホーテが深夜にテレビ電話で医薬品をただで配るというけど、薬事法で「医薬品の販売・授与は許可をとって、薬剤師をその店舗に配置して行う」との法的ルールがあるんじゃないの?どっかの知事が「IT時代だ、国の役人は頭が固い」だの言ってたが、日本は法治国家であり、議会制民主主義国家だろう。時代に応じた問題提起は大いに結構だがみんなが決めたルールは守ろうよ。時代に応じたやり方に変えるのなら、みんなでよく検討し、正規の手順を踏んでルール改正してからだろう。
 最近規制緩和だ構造改革だといえばなんでも正義のような風潮がないかい?日曜朝の6ch・tv報道番組で、薬事法は既得権益うんぬんと言った女性ジャーナリストがいたが、非加熱製剤、ソリブジン、もっとあった医薬品による副作用被害が発生した時点でも、あんたは薬事法が既得権益者のみのための法律だから、規制を撤廃しろと言い切れたの?自分の家族が被害者になっても、規制を撤廃したら被害の責任はすべて自己のみにかかるんだぜ。現行の規制やルールを無視して新しい事を始めることは、先駆者かも知れんが、逆にいうと「アウトロー」にもなるんだよ。世間受けするオポチュニスト的発言もいいけど、日本は法治国家だという基本も併せて議論するようにしたいよね。ふたちゃんの意見に全く賛同です。
ps:テレビ電話の向こうに薬剤師が配置できるのならその薬剤師を店舗に配置すれば?
 

医薬品販売業になぜ薬剤師が必要か?

 投稿者:一薬剤師  投稿日:2003年 9月 5日(金)17時27分3秒
  「ドンキホーテ・医薬品」で検索していたら、この掲示板にたどり着きました。栃木県の開局薬剤師の者です。

 現場で仕事をしていましても、確かに薬を求める方の中には、もちろん商品名を指名して買う方もおられますが、多くの方は、症状を訴えてよりその状態にあった薬を求められます。心ある薬剤師であれば、その人の体質(例えば、潰瘍持ちではないかとか、喘息持ちではないか)といったことを考慮した上で、商品の販売を行うと思います。そして、症状によっては、薬を使わずに様子を見ることや、重篤度な場合にはすぐの医療機関への受診も勧めるなどして、薬を売ることもしない場合もあるはずです。

 私は、ドラッグストアであっても、経営者の方たちが薬剤師の資格を「利益を生む商材を売る為の道具」ではなく、「薬とどう関わるか」を、来店者にアドバイスするために不可欠な職種として捕らえ、そういった仕事が実現できる職場であれば、薬剤師は集まるのではないかと思います。ドンキホーテさんも、「薬剤師が確保できないから、テレビ電話」と責任転嫁する前に、医薬品販売業者としての姿勢を再考して頂きたいと思います。

 偏見かも知れませんが、夜遅い時間に医薬品を求める人はやはり、日ごろの健康管理や薬との関わり方に無頓着な方が少なくないと思います。そういった時間帯であるからこそ、薬剤師を常駐させて、きちんとアドバイスをする必要があると思います。私だったら夜間、「子供が熱出したので、熱さましが欲しい」との問い合わせがあっても、よほどのことがない限り、「今、小さいお子さんには解熱剤を使わないのが一般的です。明日、お医者さんに相談して下さい」と答えることでしょう。
 

質問です

 投稿者:おっちゃん  投稿日:2003年 9月 3日(水)23時53分23秒
  そもそも薬剤師さんがいても、医者で無い人が苦しんできた人を見て応対(診察?)した場合。病名を勝手に決められるのでしょうか・・・そして薬を売れるのでしょうか?
大臣がドンキホーテを攻める前に薬事法以前の問題があるのでは。
 

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